朝腰が痛くて目が覚める人へ!起き上がる前にできる3つのストレッチ

朝、目が覚めた瞬間。

「よし、今日も一日がんばろう」

ではなく、

「……腰、痛っ。」

から一日が始まっていませんか?

しかも不思議なのが、起きてしばらく動いていると少しマシになること。

「寝て休んだはずやのに、なんで朝が一番痛いねん」

と思っている方も多いはずです。

実は、朝の腰はまだ“始業前”みたいな状態です。

そこへいきなり上半身を起こして、腰に「はい仕事開始!」と負担をかけると、そりゃ腰もびっくりします。

そこで今回は、朝起き上がる前に布団の中でできる、簡単な3つのストレッチをご紹介します。

朝起きたときに腰が痛いのは、腰がまだ寝ているから?

朝の腰痛にはいろいろな原因がありますが、ひとつ考えておきたいのが「寝ている間は身体を動かす量が少ない」ということです。

昼間は、立ったり座ったり、歩いたり、姿勢を変えたりと、意外と身体は細かく動いています。

でも寝ている間は、当然ながら活動量はかなり少なめ。

数時間ほぼ同じような姿勢が続けば、腰まわりや股関節も「朝イチからフル稼働できます!」という状態ではありません。

例えるなら、冬の朝の車みたいなものです。

エンジンをかけた瞬間から全開で走らせるより、少し慣らしたほうがスムーズですよね。

身体も同じで、朝はまず軽く動かしてあげるのがおすすめです。

ストレッチ1 準備体操:ゴキブリ体操

まずは仰向けのまま、手足を天井にむけて伸ばし、軽くぶらぶらとさせましょう。
ちょっと嫌な表現かもしれませんが、ちょうどゴキブリが〇ぬ間際に手足をバタバタとさせるアレです。

膝や肘は軽く曲がっていてOK。

手足ブラブラがおわったら、今度は手足を動かさず、そのまま天井の方へ向けて30~40秒ほど静止します。
呼吸は鼻から吸って、口から吐くように。
すこし手足を遠く(天井の方)へ伸ばすような意識で。

これは朝起きたてに傷めることなく体幹の筋肉を目覚めさせ、手足のむくみをとって身体の循環をよくする準備体操のような感じです。

おわったら手足の力をぬいて寝て、脱力・リラックスして呼吸を整えてみましょう。

ストレッチ2 脚を伸ばして、股関節の前側も目覚めさせる

朝、腰が重い人は、腰そのものだけでなく、股関節の前側が硬くなっていることがあります。
長時間座る生活が続くと、股関節の前側は縮こまりやすく、そのまま立ち上がると腰が引っ張られるような動きになりやすいんですね。

そこで、次は股関節の前側をゆっくり伸ばしていきます。

片膝を曲げたまま、反対側の脚をゆっくり遠くへ伸ばします。
「かかとを遠くに押し出していく」ようなイメージで、10〜20秒ほどキープしましょう。
反対側も同じように行います。

このとき、腰を無理に反らせる必要はありません。
股関節の前側が軽く伸びているくらいで十分です。

腰が痛いと、つい腰ばかり伸ばしたくなりますが、実際には腰のすぐ近くにある股関節が動きにくくなっていることで、腰に負担が集まっていることもあります。

なので大切なのは、
「腰だけを何とかする」のではなく、腰の近くにある股関節もしっかり動ける状態にしてあげることです。
そうすると、立ち上がったときに腰だけで頑張らなくて済みやすくなります。

ストレッチ3 四つ這いになり体幹を揺らし背骨を反る

最後は四つ這いになり、体を前後にゆっくり揺らします。

ここで大切なのは、関節に少しずつ荷重をかけることです。

寝ている間は、立っているときのような体重が関節にほとんどかかっていません。
朝起きてすぐに立ち上がると、まだ準備ができていない腰や股関節に、いきなり大きな荷重がかかります。

そこでまず四つ這いになり、手と膝の4点で体重を分散させながら、関節にやさしく圧をかけていきます。

関節は、ただ伸ばしたり動かしたりするだけではなく、体重を受け止めながら働くことも大切です。
軽く荷重をかけながら動かすことで、背骨・骨盤・股関節が「これから体を支える」という準備に入りやすくなります。

四つ這いになったら、お尻を少し後ろへ引き、そこからゆっくり前へ戻します。
その動きを数回繰り返したあと、胸を少し前に出すようにして背骨をやさしく反らします。

腰だけを強く反らす必要はありません。
体重を手足で受けながら、背骨や股関節全体をゆっくり動かすことを意識しましょう。

朝の体は、いきなり立たせるのではなく、

揺らす → 伸ばす → 荷重をかける

と段階を踏んで起こしていく。

この流れが、朝の腰の負担を減らすうえで大切です。

ストレッチが終わっても、まだ勢いよく起きない

ここまで終わると、

「よし、起きるぞ!」

となりますが、最後にもうひとつ。

仰向けから腹筋で一気に起き上がるのではなく、一度横向きになってください。

そこから脚をベッドの外へ出して、腕で身体を支えながら起き上がります。

これだけでも、起き上がる瞬間に腰へかかる負担を減らしやすくなります。

朝の腰痛対策は、ストレッチだけではなく「起き方」までがセットです。

毎朝腰が痛いなら、「朝だから仕方ない」で終わらせない

朝だけ腰が痛くて、起きて動いているうちに少しずつ楽になるっていうことはよくあります。

寝ている間は身体を動かす量が少なく、関節や筋肉も長時間ほぼ同じ状態になります。そこから朝いきなり立ち上がることで、腰まわりに負担を感じやすくなることがあります。

ただし、朝の腰痛をすべて「身体が硬いから」で片づけないことも大切。

たとえば、朝の腰痛に関係するのは、腰の筋肉そのものだけとは限りません。
食事や胃腸の状態も間接的に影響することがあります。

たとえば夜遅い時間にたくさん食べたり、脂っこい食事やお酒が続いたりすると、胃もたれや膨満感で睡眠の質が落ちることがあります。お腹が張っていると、無意識に腹部をかばうような姿勢になり、腰まわりに力が入りやすくなる人もいます。

また、甘いものや精製された炭水化物を多く摂る生活では、血糖値の大きな変動によって「朝から身体が重い」「だるい」と感じる人もいます。食生活の乱れや体重増加、慢性的な炎症などが腰痛と関連することも報告されていますが、「甘いものを食べたから腰が痛くなる」と単純に言い切れるものではありません。

つまり、朝の腰痛は、

腰だけを見るのではなく、
身体の動き・睡眠・生活習慣・食事まで含めて考えてみることが大切です。

まずは明日の朝、スマホを見る前に今回紹介した3つの運動をやってみてください。

揺らす → 伸ばす → 関節にやさしく荷重をかける。

ほんの数分でも、身体をいきなり起こすのではなく、少しずつ「今日も動く準備」をさせてあげてくださいね。

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Nagahama
はじめまして、鍼灸・接骨院「白澤堂HAKUTAKUDOU」の院長・長濱です。 当院では、東洋医学の幅広い知識を現代に活かし、皆様の健康を支える施術を行っております。気血のバランス、骨格のバランスを整えて本来の正常な機能と動作を取り戻すことが大切です。心身のお悩み、お気軽にご相談ください。