喉の違和感の治し方とセルフケア：咽喉頭異常感症/ヒステリー球

1 咽喉頭異常感症＝梅核気・ヒステリー球で困っていませんか？

咽喉頭異常感症＝梅核気・ヒステリー球で困っていませんか？

喉に何か詰まっているような、あるいは何かが引っかかっているような違和感を感じることはありませんか？病院で検査をしても異常が見つからず、気のせいだと言われてしまった…そんな経験をされた方も少なくないと思います。このような症状は、東洋医学で「梅核気（ばいかくき）」と呼ばれ、西洋医学では「ヒステリー球」とも表現されることがあります。

「梅核気」は精神的ストレスや疲労が原因とされ、気の巡りが悪くなることによって喉に詰まったような感覚を引き起こします。これは、一時的なものではなく、長期間続くことも多く、日常生活や仕事に支障をきたすこともあります。さらに、精神的な負担が増すと、症状が悪化し、ますますストレスが蓄積するという悪循環に陥ってしまうことも少なくありません。

梅核気とは？症状の基礎知識

梅核気は、文字通り「梅の種が喉に引っかかっているような感覚」を指します。以下のような症状が見られることが多いです。

喉に異物感や詰まり感を感じる
飲み込むときに引っかかりを感じる
何度も喉を鳴らしたり、咳払いをしたくなる
不快な感覚が常に気になり、ストレスや不安が増す
喉に違和感があるが、検査では異常が見つからない

これらの症状は、過度なストレスや不安、気分の変動など、心の状態と深く関係しています。そのため、対処法としては、リラックスや気分転換を図ることが推奨されることが多いですが、それだけでは根本的な解決にならないことも多々あります。

梅核気の原因とそのメカニズム

梅核気の原因は、一言で言えば「気の滞り」です。しかし、もう少し詳しく見ていくと、以下のような複合的な要因が関係しています。

ストレスや感情の乱れ
精神的なストレスや感情の不安定さが大きな原因となります。例えば、仕事のプレッシャー、人間関係のトラブル、不安や緊張など、さまざまな感情の変化が「気の滞り」を引き起こし、喉に症状として現れることがあります。
自律神経の乱れ
梅核気は自律神経のバランスが乱れることによっても発症しやすくなります。交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、身体が過度な緊張状態に陥り、その結果、喉周りの筋肉や神経にも影響を及ぼします。
消化器系の不調
東洋医学では、喉の不調が消化器系の働きと深く結びついていると考えられています。特に、胃や肝臓の働きが悪くなると、身体全体の「気」の巡りが悪くなり、喉の違和感として現れることがあります。

当院の梅核気専用施術について

当院では、梅核気の症状に特化した独自の施術を行い、多くの患者様に改善を実感していただいております。当院の施術は、喉に感じる詰まりの原因を「気の滞り」と捉え、鍼灸や手技療法を組み合わせることで、身体全体の「気の流れ」を整えていきます。

また、施術の際には患者様一人ひとりの症状の状態を丁寧にヒアリングし、最適な施術プランを提供しています。そのため、長年悩んでいた梅核気であっても、数回の施術で大きな改善を実感していただけることが多いです。

当院での施術の特徴は以下の通りです。

気の巡りを整える鍼灸療法
鍼を使うことで、体内の気の流れを整え、滞った部分を解消します。これにより、喉の詰まり感が緩和され、リラックス効果も期待できます。
特別な手技療法を用いたアプローチ
喉周りの筋肉の緊張や、肩、背中、首のこりをほぐすことにより、喉の違和感を取り除くことが可能です。緊張が解けることで、気分も落ち着きやすくなり、症状が軽減していきます。
自律神経の調整
梅核気は自律神経の乱れが原因となることも多いため、当院では自律神経を整える施術も併せて行います。これにより、根本的な体質改善を目指します。
セルフケアの指導
施術に加えて、患者様ご自身でできるセルフケア方法をお伝えします。ストレスを軽減するための呼吸法や、喉周りの緊張をほぐすストレッチなど、日常生活でできる簡単なケアを行うことで、施術の効果を持続させ、再発を防ぎます。

梅核気の症状が改善された実例

これまで当院では、長年梅核気に悩まされてきた多くの方が来院され、数回の施術で改善を実感されています。例えば、10年以上も喉の詰まり感に悩んでいたAさんは、当院で3回の施術を受けた後、ほとんど症状が気にならなくなり、現在は快適な日常生活を送っています。また、数年間精神的なストレスが原因で症状が悪化していたBさんも、5回の施術で改善し、その後は予防のために定期的にメンテナンスを受けられています。