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足のむくみとは?
足のむくみで悩む方は多く、日本国内での調査結果によれば(フジ医療器の調査)、なんと90%近くの女性が足のむくみを感じているという結果があるそうです。(40代の女性がもっとも多いとのこと)
自覚としては「足が重くてだるい」「足が太くなったように感じる」という症状が主なものです。中にはむくみで「靴のサイズがわからない」というような人まで。
また、客観的には靴下の痕がくっきりついてしまったり、足の皮膚の表面がつっぱり、テカテカと光沢して膨らんだような感じにみえる、ということがあればむくんでいる、と判断することができます。
ひどい場合には指で圧すると、しばらく凹んだまま戻ってこないというような状態になりますが、むくみの強い高齢者に多いものです。
そもそも、むくみってなんだ?と思われるかもしれませんが、医学的には「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれるものです。
むくみは、皮下に余分な水が溜まってしまった場合に起こります。
むくみがなかなか解消されない場合は内臓疾患などがかくれていることもありますから、検査によって調べてもらうのがよいでしょう。
足のむくみの原因
一概にはいえませんが、夕方から夜に足がむくむけれど、朝になったら引いている、という場合は循環が悪くて重力の影響で体液が下に下がっている場合がほとんどです。
ただし、朝になってもむくみが引いていないという場合は注意が必要です。なにかしらの異常や病気がかくれていることもあるので、一度検査に行ってみるとよいでしょう。
一般的な足のむくみの原因としては、以下のものが挙げられます。
1.長時間の立ち仕事や座り仕事による血行不良
2.運動不足や筋力の低下
3.加齢に伴う血管や心臓の機能低下
4.妊娠や生理などのホルモンの影響による水分の蓄積
5.偏った食生活や飲み物の過剰摂取による塩分や水分バランスの乱れ
6.睡眠不足やストレスによるホルモンバランスの乱れ
また、内臓疾患によるものは様々ありますが、心臓・腎臓・肝臓・甲状腺・血管リンパの循環不良・悪性腫瘍などが考えられます。
一般的な原因以外に、当院が独自に考えるむくみの原因があります。
それは、「関節のゆるみ」
関節はきっちりとしまっている状態であれば、力を伝達することができるため、神経系の応答やそれに伴う体液循環がしっかりと働くことができますが、
不良姿勢の持続やアンバランス、寝たきりやケガなどによって関節がゆるんでしまっている状態が長く続くと、体液の循環が悪くなってしまいます。もちろん筋肉を動かすことは非常に重要ですが、関節がゆるんだ状態で筋肉を動かしても効果がでにくくなります。
これに関しては、さいごの方で対処法をお伝えします。
日本人は座っている時間が世界で最も長い!
現代人のむくみの大きな原因としては、長時間の座位でじっと座っていることが挙げられます。
とくに日本人は一日のうち平均で7時間座っているというシドニー大学での調査結果があります。これは、調査が行われた20ヵ国のなかで、なんと最長😢
2011年にWHOは座りすぎることで年間200万件の死亡を引き起こしていると結論づけています。
普段あまり意識していないかもしれませんが、ご自身がどれくらいの時間座っているか計算してみてもいいかもしれませんね。
むくみの解消法
セルフでできるむくみに対する解消法をお伝えします。
足のむくみにおススメのツボ
【陰陵泉(いんりょうせん)】
ふくらはぎの内側で、内くるぶしから骨の際に沿って膝に向かってあがっていき、膝の下あたりで指がとまるところ
陰陵泉は脾の経絡に属しており、水分代謝と関わっています。東洋医学では脾は消化器系の働きなので、消化能力を助けて代謝力をアップさせ水捌けをよくする意味合いがあります。
陰陵泉というツボは、足のむくみによく用いられるツボです。けっこう痛みを強く感じるツボですが、指圧するように気持ちいい刺激を与えてあげるとむくみに効果的です。
また、お灸はさらに効果を期待できるので、やってみられるとよいでしょう。
むくみに良いエクササイズ
お風呂につかりながら、足首からふくらはぎを揉んだり、足首を上下にポンピングするように動かすエクササイズがおススメです。
お風呂につかることで水圧がかかりますし、足先まで温かくなっている状態で血行促進しやすい状態で、足首を動かしてふくらはぎのポンプ作用によって、足にたまった水分を全身へとかえしていきやすくなります。
血液が全身をめぐる時間は約30秒なので、30秒間を目安に、数セットおこなってください。
少し速めの歩行が効果的
関節のゆるみがむくみにつながる、というお話を先述しました。
日常の不良姿勢の蓄積などで関節がゆるんでしまった状態を改善するには、重力を利用して運動することが一番です。
歩行は「走行(はしる)」ことでは得られない関節への適切な荷重を得ることができる、ヒトが生理性を保つための大切な営みです。
普段より少し歩幅を広げて、やや速歩で歩くことで関節のゆるみを改善しつつ筋肉を働かせて循環をよくする効果が期待できます。
もしむくみが気になる方は、この少し速めの歩行を数日間やってみてください。最初は無理のない15分程度から始めてみましょう。転倒やケガに注意してください。
胃腸を冷やさないことが大切
胃腸が冷えてしまうとむくみは強くなります。
冷たいものの過食(なまものも含む)や、過度な飲酒や暴飲暴食を控えましょう。
また、小麦製品の摂りすぎや、砂糖の摂りすぎ、水分補給はコーヒーで済ましているというような方も冷えやすい傾向にあります。
冷えると血行不良からくる循環不全によってむくんでしまうので、控えておきましょう。
朝起きてすぐにコップ一杯の白湯を飲むことをお勧めします。起きて最初に胃を温めてあげることで、胃腸が活発に動き出し、その日一日の血液循環も良くなりやすいですよ。
ストレスをため込まず、睡眠不足を解消しよう
ストレスの蓄積や睡眠不足は、ホルモンバランスを崩したり自律神経の乱れからむくみにつながります。心身ともに疲れてしまっていては、めぐるものも巡りません。休息をとり、週の幾日かは早めに寝るように決めて過ごしてみるようにしましょう。
京都市東山区三条の鍼灸・接骨院 白澤堂HAKUTAKUDOU
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