【清明 】Clear and bright
二十四節気・【清明(せいめい)】は毎年4月5日か6日頃。
「万物発して清浄明潔なれば此芽は何の草と知るなり」(「こよみ便覧」より)
清明とは全てのものが清らかで生き生きと在る様のことで、清浄明潔を略したもの。
朝夕の寒暖差はあるけれど、爽やかな風や心地の良い陽気を感じられる春本番の季節です
清明の養生は「発物」を避けよ
4月半ばを過ぎると夏に向けて徐々に湿度が高くなってきます。それに伴い疲れやすく、眠くなりやすく、また、暖気寒気と変わりやすい天候の変化で、風邪をひきやすく、気管支炎、肺炎、扁桃炎など注意が必要です。
清明以降は関節炎、精神病、喘息などの慢性疾患が再発しやい時期。
特にこうした慢性病を抱える方は、「発物」を食すのを避けよと言われています。
発物とは、例えば筍や鶏です
えぇ!?
と思いませんか?
タケノコも鶏肉も美味しいですよね。私も大好きです。
でも養生の上では避けた方がいいとされています
その理由は、筍は強い寒性に属します。そのため強い冷えをもたらすので冷え性や下痢を強めて気を消耗してしまうのです。
「本草従新」には「虚人食筍,多致疾也」とあり、虚人(慢性病などで弱っている人)がタケノコを食べれば、しばしば病気を引き起こす」とあります。
じゃあ鶏肉はどうかというと、ニワトリは木に属するので、風を動かして肝火を助長します。春は肝陽が上昇しやすく、鶏肉を食べると肝火を昇らせ風を動かす傾向があり、
めまいや高血圧、頭痛や不眠を引き起こす恐れがあります。そのため肝や肺の働きを柔和にする食品を食すことも大切です。
例えば、
ナズナは肝のたかぶりを鎮めてくれますし、ほうれん草は五臓を利して血脈を通じさせます。
山藥(ナガイモ)は健脾補肺の作用がありますし、淡菜(貽貝=ムール貝)は陰を養い滋水涵木します。
これらの食品を意識して食すとよいでしょう。
清明の時分、種子を食べると良い
例えば、オーツ麦、米、レンズ豆、各種ナッツ、ピーナッツ、大豆、コーヒー豆は春に食すのが非常に良いとされています。
例えばオーツ麦は、温性で甘味にあたります。肝脾を益して、腸を滑らかにして便秘も解消します。弱った身体を養い、衰弱による汗(自汗)を止めてくれたり、補う作用もあるのでオススメですよ。
また、ひまわりの種も高品質の油分が豊富で、健康に良く、陽気を助けてくれます(^^)
乾燥させたものが売っているので、そのまま食べても良いですし、料理やお菓子に使ったり、グラノーラやサラダにトッピングしたり、パンに入れて焼いて食べる方法もあります。
清明の養生ツボ
清明の時期に押して頂きたいツボは「労宮(ろうきゅう)です。
春真っ盛りのこの時期、花も満開となると同時に人体の気も上に昇りやすく、風気で舞い上がる火逆状態となります。
故に花粉症や頭部の症状が多く、上下のバランスが狂い自律神経も乱れがち…
このツボは心とつながっていて、少し痛いくらい押してあげると胸のつかえがとれて精神もスカッとします。
労宮のツボで火を抑え、精神を落ち着けましょう
労宮は手のひらの真ん中からちょっと親指より。グーしたときに、人差し指と中指の間が手のひらに当たる場所を押してみましょう。
ツーンと相当痛いところがあるはず。
肩や頭が軽くなり、気分もスカッとするのでオススメですよ^ ^
京都市東山区三条の鍼灸・接骨院 白澤堂HAKUTAKUDOU
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