今回は、膝の痛みを緩和するツボについてご紹介します。
膝の痛みといっても、前が痛い人、横が痛い人、後ろが痛い人の違いがあることでしょう。
それぞれの場合の膝の痛みに良いツボをお伝えしたいと思います(^^♪
膝の痛みを放置しないほうがいい理由
膝は体重を支えながらカラダの複雑な動きにも対応して大きく動いてくれる関節です。
膝には歩くだけでも、なんと体重の3倍もの負荷がかかっているようです。
そのため、いったん痛みがでると歩行や日常生活に支障がでやすく悪化をたどりやすい関節です。
膝の病気で多く、また怖いものとして挙げられるのはやはり変形性膝関節症ですね。
50歳頃から発症する割合が多く、年齢とともに膝関節の軟骨がすり減って、初期には歩き始めや椅子から立った時に痛みがでるという症状からはじまりますが、進行すると軟骨がどんどんすり減り、水が溜まって腫れることを繰り返しながら、変形が進み、痛みが強くなって日常生活に支障をきたすようになってしまう進行性の病変です。
末期には、膝関節の曲げと伸ばしの両方が制限され、骨が空洞化したり(骨のう胞)、骨が棘状に増殖したりする病変も確認されます。
東洋医学からみた膝の痛み
ひとくちに膝といっても、内側が痛い場合、前が痛い場合、外側が痛い場合、後ろが痛い場合と大きくわけて4カ所に分かれますよね。
人それぞれ痛む場所が異なります。
人の体には気が通るルートである経絡(けいらく)が走っていますが、膝のまわりにも走っていて、前後左右で異なる通り道があるわけです。
その通り道で気の流れが悪くなると膝の痛みがでてしまうので、それぞれの痛む場所によって、流れをよくするべきルートが異なるのですね。
なので、もし膝が痛いなら、まずはお膝の前・後・左右のどこが一番痛いかを確認してみましょう!
膝の内側が痛む場合
膝の内側が痛む場合、そこに通っている気の通り道である経絡(けいらく)で考えられるのは、「腎経」「肝経」「脾経」の3つです。
これら3つの経絡をいっぺんに整えられるのはすべての経絡が交わる「三陰交」というツボです。
なので、「三陰交」を1分ほど揉みほぐしてみましょう。
そして、痛い方の足の三陰交を刺激したら、つぎは痛む膝と反対側の手(例えば右膝が痛いなら左手)の「外関(がいかん)」というツボを痛気持ちいい程度に押してみましょう。こちらは丁寧にいたわるように押してみるとよいでしょう。お灸を据えればなおOKです!
膝の外側が痛む場合
膝の外側には「胆経」が走っています。そこで、胆経のツボである「陽陵泉(ようりょうせん)」というツボをマッサージしてみましょう。ここの近くは神経が走ってますので、強すぎない方がいいです。
膝は先述したように体重を支えるのでまわりに多くの筋肉が集まって付着しています。
「陽陵泉」は別名「筋会(きんえ)」ともいい、筋の多い膝痛にも効くツボです。
次に、痛みのある膝と反対側の手にある「神門(しんもん)」というツボを優しくマッサージしましょう。その後、お灸を据えればベスト!
膝の前面が痛い場合
膝の前を走る経絡は外側よりなら「胃経」。内側よりなら「脾経」です。
だから、膝の前でも外側が痛いなら「胃経」。内側が痛いなら「脾経」の流れが悪くなっています。
なので、外側が痛む場合は、まず「胃経」の「足三里(あしさんり)」というツボを押してみましょう。
その後で、痛む膝と反対側の手の「内関(ないかん)」というツボを優しく刺激して、お灸も据えましょう!
次に、膝の前で内側よりが痛む場合は、「脾経」の「大都(だいと)」を押してみましょう。その後で、痛む膝と反対側の「外関(がいかん)」というツボを優しく刺激して、お灸も据えましょう!
まとめると、膝の前の痛みで
外側に痛みがある→「足三里」を刺激して、反対側の手の「内関」をお灸
内側に痛みがある→「大都」を刺激して、反対側の手の「外関」をお灸
膝の後ろが痛い場合
膝の後ろを通る経絡は「膀胱経」です。なので、膀胱経の「崑崙(こんろん)」というツボを揉みほぐしましょう。
その後に、痛い方の膝と逆の手の「太淵(たいえん)」のツボを優しく押したり、お灸を据えます。
京都市東山区三条の鍼灸・接骨院 白澤堂HAKUTAKUDOU
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