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膝の腫れと歩行時の痛み

患者様の声(膝の腫れと痛み)

山の竹藪の整理をされておられる途中で左膝を傷められました。翌日に膝の中に水が貯まったためつよく腫れ、歩くことがつらくなり数日後にはじめて来院。

左右の膝を比較すると左膝が腫れてひとまわり大きくなり、さわると熱く、関節の中に水が貯まってしまった状態でした。左膝の靱帯や半月板への損傷はなく、筋肉にも著名な圧痛(おしたときの痛み)はなかったため、捻挫したことによる腫れではないと判断しました。動きをみてみると、反対に逆の膝(右側)の動きが非常に悪いことがわかりました。さらに、骨盤のずれも両側にみられます。

ここから、左膝の痛みは他の関節の異常があったため、かばって起きた炎症であると判断できます。他の関節をかばって無理して使うために本来悪くない方の関節に痛みがでてしまうことは臨床上よくみられます。今回の場合は、過去に傷めたことのあった反対側の膝関節や腰の関節のゆるみがもともとあったため、急な山仕事をされたことで膝を無理な負担がかかったために炎症が強くあらわれたケースでした。

初回の施術で、痛みはほとんどなくなり、2回目以降は腫れだけになりました。このように、膝の腫れ自体は水が完全にひかなければならないため、なかなかひきにくい場合があります。

3回目来院時の3日ほど前あたりから大分以前と同じように動けるようになってきましたが、腫れは残っています。

4回目来院時、竹藪の整理に再び入られたことと、切った竹が倒れてきて左膝にぶつかってしまい、また腫れてしまいました。

氷の冷却によって炎症をひかしながら、関節のゆがみを整え、患部への施灸により、7回目来院時に膝の腫れは完全になくなり、膝の動く範囲も正常となったため、治癒。