骨盤底筋とは?
「骨盤底筋」とは、骨盤の一番下で身体の内臓を支えてくれる筋肉群の総称で、まさに縁の下の力持ち!
骨盤内には、膀胱、子宮、直腸などがあり、主にこれらの内臓を支えてくれています。
骨盤底筋はインナーマッスルなので、横隔膜、腹斜筋や多裂筋などと協調して体幹を安定させる働きもあるのです(^^♪
出産で弱ったり、年齢とともに衰えやすく、座ることの多い人や運動不足になりがちな昨今は注意してないとどんどん衰えてしまうことも考えられます。
骨盤底筋が弱るとどうなる?
骨盤底筋が弱ると、
①尿漏れしやすくなる:くしゃみなど、ちょっとお腹に力が入っただけで漏れてしまいます。
②便秘になりがち:腸の動きが滞ったり、力むことが難しくなるためです。
③脚が冷えてしまう:血管・神経が引き延ばされ血流が悪くなります
④お腹がでてしまう:内臓が支えられずぽっこりお腹になる
⑤腰痛になりやすい:骨盤が開きやすくなります
⑥転倒リスクが高まる:体幹の安定性が低下します
このような弊害があるので、意識的に鍛えておいたほうがいいですね!
東洋医学的にみた骨盤底筋の働きは?
東洋医学的な視点からも考えてみましょう(^^♪
任脈・督脈・衝脈という身体の前中後を流れる大事な流れが「胞中(子宮のこと)」から起こるのですが、
同じ「胞中」という一点から発した気が3本に分かれるため、中国ではこのことを「一源三岐(いちげんさんき)」といいます。
この「一源」こそ「腎」であり、誕生したとき父母より授かったエネルギーを蓄えている大切な場所であると考えられています。
下丹田ともいえますね!
骨盤底筋が弛緩して弱ることで支えがなくなり、一源である腎の働きも弱ってしまいます。
そのために、足腰が弱って、骨がスカスカになり、生理や生殖機能やホルモンバランスの異常が生じて、排便排尿にも悪影響し、どんどん老化が進んでしまいやすくなるのです。
気功や太極拳、ヨガにおいても骨盤底筋を引き上げることが重要視されます。
天門は常にひらく
地門は常に閉じる
といい、天門は頭にあり、地門は肛門(魄門ともいう)です。
地門をしっかり閉じることで、天からのエネルギーを漏らさずとりいれるようなイメージですね(^^♪
骨盤底筋エクササイズ
「猫のポーズ」はすきま時間でも簡単にできるので、一日の終わりにやってみてはいかかでしょうか?
肩こりも楽になるので、リラックスと一日のリセットに最適です☆
まずは四つ這いになり、鼻から大きく息を吸いましょう。吐く息で背中を丸めて、自分のおヘソをみましょう。次に、息をゆっくり吸いながら背中を反らせていき、お顔はまっすぐ前を向きます。その後、もう一度おへそを覗き込みながら骨盤底筋を引き上げるようにしましょう。
慣れてきたら、息をゆっくりと吐きながら、四つ這いになっていた手をすこしずつ前に歩くように伸ばしていき、「猫の伸びのポーズ」をしてみましょう。
手を床面前方へ伸ばして、胸と顎を床につけるようにしてみましょう。
このとき、膝の真上におしり(あるいは股関節)があることがポイント!
伸びのポーズができたら、上半身の力を抜いて、息を吐きながら会陰(肛門と生殖器の間)をお腹のほうへと引き上げましょう(^^♪
吸うときは、吐ききったら自然に空気が入ってくる感じでOKです☆
ぜひ、意識的に日常にとりいれてみてくださいね!
提肛逆腹式呼吸で骨盤底筋を鍛えよう
腹式呼吸はご存知でしょうか?横隔膜を動かすことで行う呼吸法です。
通常は息を吸う時にお腹が膨らみ、吐くときにお腹が凹みますが、
逆腹式呼吸では、息を吸う時にお腹を凹ませて、吐くときに膨らませます。
お臍を意識しながらお腹を動かすといいですよ☆
息を吸う時、会陰(肛門と生殖器の間)を引き上げるイメージをしてみましょう。
より具体的には、会陰を頭のてっぺんにある百会にむけて引き上げます。
息を吸ってお腹を膨らませると同時に、会陰をぐっと引き上げましょう。
これにより、内臓がくまなく刺激され、骨盤底筋が鍛えられます♪
【具体的な方法のご紹介】
①肩幅に立ち、足のつま先が開かないよう真正面に向ける。
②息を吸い始めると同時にヒザをピーンと伸ばす。
同時に組んだ手のひらを上にむけて背伸びをして、
③会陰(肛門と生殖器の間)をしっかり引き上げる。
④そのまま大きく息を吸いながらお腹をへこませ
⑤お腹を胸まで持ち上げるイメージで吸う。
⑥しっかり会陰が百会に向かって引き上げられるイメージで。
⑦さいご息を吐いて手をおろしてリラックス
⑧これを繰り返す。
京都市東山区三条の鍼灸・接骨院 白澤堂HAKUTAKUDOU
▼▽▼白澤堂の公式LINEアカウント▼▽▼白澤堂の公式LINEに登録
ご予約・ご相談にお使い下さい。お得なクーポンや健康情報を配信中♪
コメントを残す