エアコンつけっぱで朝に重だるい体はお灸で解消♪

暑くて寝苦しいこの季節、エアコンをつけて寝ると朝起きたら体が重だるい~・・・

やる気がおきない、なんとなく体が重たい、食欲が落ちる、ぱっと起きられない等など。

「クーラー病」や「冷房病」などともいわれます。

湿度にもよりますが、最低気温が25℃を下回らないとなかなか暑くて寝苦しいですよね。エアコンをつけないと暑くて寝不足になるし、かといってクーラーをつけてもしんどいので、悩みますよね。

そんな時は自分で好きなときにできるお灸がおすすめ♪エアコンでしんどくなった体をシャキッとさせるツボをご紹介しますね(^^)

なぜエアコンをつけて寝るとしんどいの?

エアコンをつけっぱなしで寝ると翌朝だるくなる理由は、深部体温と表面体温の温度差にあると考えられます。

人は寝ているときに汗をかき、日中受けた体内の熱を放散させるのですが、クーラーが効きすぎて身体表面が冷えていると、深部体温はなかなか下がりません。

こうして深部体温と表面体温に差ができることにより、脳は「暑いのか寒いのかどっちやねん!」と混乱してしまいます。

このような混乱は、自律神経を乱してしまい、体温調節や胃腸の不調(食欲不振など)、生理不調を引き起こしてしまいます。

ここがポイントなのですが、肌表が冷えると皮膚表面の毛細血管が収縮し、熱を放散できずに内に熱がこもった状態となります。内にこもった血液が表面へと流れにくくなる状態なので、手足の血流は低下してだるくなります。体内の熱を逃がしにくいうつ熱したこの状態は、「熱中症」になりやすい体といえるでしょう。

そしてもう一つ。

寒すぎない中途半端な温度にすると、設定温度に達した時に室外機はいったんストップし、室内機のみ稼働する送風状態となり、エアコン内の湿度が部屋に戻ってきて、なんだかジメジメ感じます。このジメジメした感じも重苦しくなってしまいますので、暑すぎてもだめ、寒すぎてもだめ、中途半端でもだめという、なかなか難しい温度設定を要求されるんですね(–;)

お灸で血流を良くしてだるさを吹き飛ばそう!

表面が冷えて深部体温との差ができることにより、血流が悪くなるのですから、うまく血流を手や足に運ぶことができればだるさは解消されるはずですよね!

エアコンを入れなきゃならなくなる季節は、東洋医学では「暑季」(夏至~処暑)までが当てはまります。この時期、大地の温度上昇に伴って地中の水分が蒸発するので、もともと湿度の多い時期となります。

湿度が多いと、脾の運化作用といって、四肢末端まで血液や栄養を運搬する作用が弱まってしまいます。

なので、脾と関係の深いツボを選んでお灸すればよいということなんですね♪

手足のだるさ、食欲不振などの胃腸障害、生理の不調などはすべて、「脾」の病証であるともいわれています。

脾はお灸で温めてあげることを好みますから、お灸で働きを助けてあげるのがとても良いのですね。

お灸の具体的方法

簡易パターンと、しっかりパターンの2種類をご紹介します☆

簡易パターンは3つのツボで済み、これで充分ですが、しっかりじっくり温めたい!という方はしっかりパターンをやってみてください♪

まず簡易パターン(オススメ)から。

左の[公孫]→右の[内関]→右の足三里 の順番でお灸します。

3つでいいので、簡単ですね☆

次に、しっかりパターンは、

左の[公孫]→左の[陰陵泉]→右の[内関]→右の[足三里]→左の[合谷] の順番でお灸します。

お灸は市販の台座がついたものを使うと良いです♪

▼ツボの位置の説明を付け加えておきます▼

[公孫(こうそん)]

足の親指内側。親指内側付け根のでっぱりを降りて、指一本分くらい踵の方へ下がったところにあります。

[陰陵泉(いんりょうせん)]

足の内側の骨をなぞって膝に向けてあがっていくと、カーブしているところがあるので、その交点のあたり。押さえると痛い場所。

[足三里(あしさんり)]

膝を立てて、お皿の下にできるくぼみの外側から、指4本分くらい下に降りたところ。脛の外側。

[内関(ないかん)]

手首付け根の横シワから指3本分下。手首の真ん中にとります。

[合谷(ごうこく)]

親指と人差し指の骨が交わるところから、すこし人差し指の方にむけてあがったところ。

やや凹んで押さえると痛いところ。

一日一回、リラックスした時間や寝る少し前などにやると効果的ですよ♪

裏技

最後に、クーラー病に対する裏技をご紹介します。

クーラー病に対しては、なんと・・・アイシングが効きます。逆説的ですよね。冷えてるのにさらに冷やすってどういうこと!?って。

なかなか信じられないと思いますので、抵抗のある方はここからは読み進めないで下さい。

エアコンで体がだるくなってしまう理由について、深部温度と表面温度の差がもたらしていると述べました。

これは、皮膚表面の温度が下がることによって、体中心部に熱が閉じ込められてしまい、うまく逃がすことができずにしんどくなるのですね。もちろん、冷えてるからこうなることにかわりはありません。

この深部の熱をうまく取ってあげれば、体表と体内の温度差は解消し、体の中心に集まっていた血液は動くので結果として血流が改善します。

本当に冷えきっている人にはおすすめしませんが、冷えを感じるのは普通という人であれば、アイシングは問題ありません。熱中症の時にももちろんおすすめです。(アイシングは必ず水で洗った氷を使い、アイスノンなどは使用しないでください)


京都市東山区三条の鍼灸・接骨院 白澤堂HAKUTAKUDOU

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Nagahama
はじめまして、鍼灸・接骨院「白澤堂HAKUTAKUDOU」の院長・長濱です。 当院では、東洋医学の幅広い知識を現代に活かし、皆様の健康を支える施術を行っております。気血のバランス、骨格のバランスを整えて本来の正常な機能と動作を取り戻すことが大切です。心身のお悩み、お気軽にご相談ください。