毎年春先に「鼻水がとまらない」「仕事に集中できない」「マスクの下が鼻水でベタベタ…」と悩んでいませんか?
花粉症はさまざまな症状を引き起こしますが、この記事ではたらたらと垂れてくる鼻水の症状に焦点をあてて、東洋医学に基づく考え方で予防と対処法をご紹介いたします。
目次
2022年の花粉飛散ピーク情報
我が国で花粉症を引き起こす花粉は約60種類。
その中でも最も多くポピュラーなのがスギ花粉。2月中旬から4月下旬にかけて飛びます。比較的強い症状が現われます。
スギ花粉がおさまる頃にヒノキがでてきます。3月末から5月初旬です。
秋にはブタクサやヨモギで悩まされる方も多いでしょう。
花粉症のメカニズム
花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれ、花粉に対するアレルギー反応によって鼻水などの症状が、特定の花粉が飛散する季節に限定して誘発されます。
花粉が鼻粘膜の炎症細胞(マスト細胞)にくっつくと、ヒスタミンなどの物質が放出され神経を刺激し、中枢神経を介した間接的な反射としてくしゃみがでたり、鼻水がでたりします。
これらは、花粉などの異物を排除しようとするからだの防衛システムとして備わっている反応なのです。
一方、鼻づまりは炎症細胞からでるロイコトリエンなどが血管の細胞に直接作用して、鼻粘膜の浮腫みや炎症による腫れによって鼻がつまってしまいます。
「鼻水がとまらない」を予防する
花粉症予防の基本
鼻水やくしゃみは、からだから異物を排出するための生理的な防衛反応であるとしても、過剰に反応しすぎるとやはり困りますよね。
まず大事なのは、花粉というアレルゲンを入れないことです。そのためにはマスクやゴーグルを正しく着用することが大切です。
サイズが合っていなかったり、スキマが空いていたり、ノーズグリップの調節が悪いと花粉を通しやすくなります。
次に、晴れた日や気温が高い日・風のつよい日は花粉が飛散しやすいので、飛散状況を確認して外出するのも大切です。
また、体内に入った花粉に過剰反応しない(アレルギー反応を抑える)ためには、腸の状態を良くしておくことが大切です。なぜなら、人体の免疫細胞の半数以上が腸にあるからです。
乳酸菌(ヨーグルトや味噌やキムチ)や食物繊維を定期的に摂取しておくことで、腸内の善玉菌が活動しやすくなり、免疫細胞も正常に活動してくれるので、ヒスタミンの放出も抑えられます。
現代人はとても毒素が多いので、腸や血液の状態が普段から悪いと考えられます。日本の農薬使用量は世界でワースト3位に入る農薬大国と呼ばれるため、基本的にはオーガニックの野菜がオススメです。
その他にも食品添加物はありとあらゆるところに使われており、この毒素の蓄積が過剰なアレルギーの原因ともなっていると考えられます。
スナック菓子やインスタント食品、ファーストフードも論外です。人は全身食べたものでできています。まずは、こういったところから見直してみては如何でしょうか?
予防のためのツボ
東洋医学では、花粉症は春という風の季節に起こり、風で舞い上がって火逆するために頭部に症状が現われると考えます。
そのため、状態にもよるのですが、以下のツボにお灸やツボ押しをするとよいでしょう。
外関:手首背面のしわから指3本分肘寄りにあります。ちょうど薬指のライン上です。
足臨泣:足の小指と薬指の間をあがっていって、二本の骨が交わる手前のくぼみ
お灸でもツボ押しでもいいです☆
合谷:人差し指と親指を広げてできるくぼみ。やや人差し指寄り。押すとかなり痛い。
顔面の症状によく効きます。
お灸でもツボ押しでもいいです☆
天枢:おへその指3本分ほど横。
腸の状態を整えてくれるので、体質強化します。
寝転んでお灸をしましょう☆
「鼻水がとまらない」人のためのセルフケア
お椀灸(おわんきゅう)←オススメ
「お椀灸(おわんきゅう)」といいますが、実際には湯飲みなどを利用するとよいでしょう。
湯飲みに半分くらいのお湯をいれ(こぼれないよう入れすぎないでください)、電子レンジで熱々にします。それをふきんなどでくるんで持ち、上図にあるおでこ中央の前髪の生え際すこしうしろの押さえてツーンと痛いところ(上星というツボ)に直接当てます。
アチッ!!っとなるのですぐに離します。またあつあつの湯飲みを当ててアチッ!を繰り返します。湯飲みが冷めてきたらまた電子レンジで温めなおして繰り返し行いましょう。
周囲に人がいないかや、火傷にご注意ください。
これがかなり効きます。繰り返せば繰り返すほど鼻水がとまりやすいです。
目安は3~4回湯飲みを温めなおして繰り返しあてるとよいでしょう。
欠点は家でなければやりにくいですが、鼻水鼻づまりでつらい方は是非ともやって頂きたい対処法です。
ツボ押し
上記のツボを、親指や中指の先を利用してツボ押しします。鼻通や迎香、印堂、上星などは鼻の症状に効き目があります。
4秒おして、2秒離すを20回くらい繰り返して刺激するとよいでしょう。
京都市東山区三条の鍼灸・接骨院 白澤堂HAKUTAKUDOU
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