鍼灸・接骨院白澤堂のブログをお読みいただきありがとうございます。
この記事を読んでいただくことで、肩こりが起こりやすい人はどのような状態になっているのかということを知ることができ、自分で好きな時に対策を行うことができるようになります。是非ご活用ください♪
お急ぎの方は、最後の方法の動画をご視聴ください^^
肩こりって日本人だけ?
一般的な肩こりのお話のまえに、ちょっと変わった視点からのお話に付き合ってくださいね。
「肩が凝るのは日本人だけ」「英語には肩こりという言葉がないからこらない」
なーんてことを聞いたことありませんか?実際どうなんでしょう?
たしかに、外国人どうしが「肩がこったね~」って話してる場面をみたことないですし、エレキバンみたいな磁石を貼りたくっている外国人もみたことありません(;^ω^)
私が知らないだけかもしれませんが、日本人に比べて外国人の肩がこっているイメージって薄いのではないでしょうか?
実際には、外国の方も日本人と同じように肩がこるらしいです。言葉の表現の仕方が若干異なるようですね。英語ではstiff neck(首がかたい)、stiff back(背中がかたい)などと表現します。でもたしかに、「首がこる」「背中がこる」という症状をよく聞きます。
実は「首こり」というワードがほんの少し前、Googleの検索キーワードとして増えた時期があります。これからは首コリなんて言葉もよくでてくるかもしれませんね。
外国人と日本人では身体の使い方が違う
さて、もう少しこの話題を半ば強引に続けさせてください(笑)
実際に日本人と外国人で肩こりの程度が違うのか、感覚が違うのかは正直分からないのですが、大きな違いをあげるとすれば身体の使い方です。
面白いことに、日本人と外国人(ヨーロッパ人や中国人)とでは、ある種の動作がまったくの正反対なのです。
たとえば、のこぎりを使う時私達日本人は引いてきりますよね。でも外国人は押してきります。
カンナをかける時、日本人は引いて削りますが、外国人は押して削るのです。
剣の使い方も、日本人は刀で引いて切りますが、外国人は伸ばして突く。
日本人はクワを引いて打ち込み畑を耕しますが、外国人はスコップで押して掘るのが主。
じゃあ日本人はなんでも引くかといえば、細かい細工仕事の場合は逆になります。
今はあまりないですが鉛筆を刃物で削るときには日本人は押して削る。外国人は手前に引いて削る。
マッチに火をつける時も日本人は押してつけるし、外国人は引いてつける。
このように、力仕事と細工仕事で日本人/外国人の動作は正反対なのです。そして、その理由は姿勢による違いかもしれません。
外国人は腰が伸びているために腕を伸ばす力の方が強く、日本人は腰が伸びていないために腕を伸ばしにくく曲げる力の方が出しやすいということです。
試しに、腰を伸ばして(反らして)腕を伸ばしてみるのと、腰を屈めて(丸めて)腕を伸ばしてみるのと、どちらが腕を伸ばしやすくなるかやってみてください☝
腰を伸ばして腕を伸ばした方が伸びやすくなりませんか?逆に腰を曲げた方が腕を引きやすいはずです。
つまり、日本人は腕を伸ばしにくく引き縮める力(屈筋)の方が強い。逆に外国人は腰背筋が強く腕を伸ばす力(信筋)が出しやすい、という違いがあるのではないかということです。
この理屈で自然と、屈筋優位の日本人は腕を縮める方向へ力が出しやすいので力仕事は引いて行い、伸筋優位の外国人は押して行うことと説明できます。
巧緻な細工仕事の場合は、外国人は腕が伸ばしやすく手元が身体から離れているためにそれ以上伸ばすよりも引いて行う方が使いやすい。日本人は手元が身体に近づいているのでそれ以上近づけにくいので向こうに押す方がやりやすいのです。
ここから、日本人は屈筋優位であり、背中を丸める方の筋肉が働きやすく、肩甲骨が内巻きになり、腕はいつも内側に捻って使っているということが分かります。
それを表すのが、人を呼ぶときの動作です。
日本人は人をこっちに呼ぶとき、手のひらを下に向けておいでおいでしますよね。外国人は伸筋が働きやすく腕を伸ばしやすいので手のひらを上にむけて指先を曲げて招くジェスチャーをします。
日本人のこうした姿勢や動作は、実は肩こりが起こりやすい姿勢なんですね。
謎が解けましたか?笑
肩こりの原因って?
肩こりの原因は、脳や自律神経や呼吸の他に血圧や内科疾患など、姿勢以外にもあります。中にはただの肩こりだと思っていても危険なものがあるので、軽視はできません。
今回は姿勢の話にしぼってお話させてください。
簡単に姿勢だけの話でいえば、肩こり(頭痛も)は猫背によって起こりやすくなります。
大仏様も猫背だからダイジョウブ!などと言っている場合ではありません笑
デスクワークなどの仕事やくつろいでいる時も、猫背姿勢でいる時間が大半を占めていませんか?
猫背姿勢から考えられる、もっとも根本的な発生原因は腰からです。
腰が曲がって、背中が曲がるので、肩が前に巻き込まれ、顎が突き出て、首と頭のところで詰まります。
が、今回は肩甲骨が大切であるとあえて言わせてください。肩甲骨の位置や状態が良くなれば肩こりは解消するからです。
試しに、肩甲骨を前にだして外に開き、アゴを前に突き出してみてください。
猫背になりますよね(;^ω^)
この肩甲骨の位置(猫背)が肩こりの原因です。
伸張痛と短縮痛
肩こりを一番感じる場所ってどこですか?
だいたいこのあたりではないでしょうか?場合によっては、ケンビキなんて呼ばれる肩甲骨と肩甲骨の間くらいに感じる方もいらっしゃいます。
では、この手を置いているあたりの場所がこったり痛いので、ここの筋肉が悪いのでしょうか?よく肩こりで、肩をマッサージしたり肩たたきなんてのをするのも、このあたりではないですか?
実は、画像の手を置いてるあたりのこった感じがする部分。ここには原因がないのです。
痛みには、伸張痛と短縮痛というのがあるのですが、要は筋肉が伸びて痛いのが伸張痛。筋肉が縮んで痛いのが短縮痛なんです。
そして、肩こりは「伸張痛」なんですね。
どういうことかといいますと、先ほどの肩甲骨が外に開いて首が前にでた姿勢だと、上図の肩こり部分の筋肉は伸ばされることになります。ずっと伸ばされて固定されてしまっているのです。
それによって、血行不良による酸欠や発痛物質の蓄積などにより硬くなったり痛み刺激となって肩こりを自覚するようになります。
では、肩の筋肉を伸ばしている犯人は何かというと、
肩甲骨自体を外と前に開いて肩を内巻にしてしまっている、図に示すような筋肉群なんです!
こうした犯人である筋肉群は、縮こまり短縮して肩甲骨を固定してしまっているので、本当は、この縮こまっている方の筋肉(胸の前の筋肉・脇の下の筋肉)を緩めなければなりません。
かわいそうなことに、いつも引っ張られて悲鳴をあげている肩の筋肉は、マッサージされることで余計に引き延ばされたり痛めつけられてしまい、さらに硬くなって守ろうとしてしまいます(;´Д`)
肩こりにおける「不都合な真実」とでも申しましょうか…
単純に肩がこっている部分を揉むのではなくて、裏で肩甲骨を前と外に引っ張っていじめている筋肉を緩めてあげることで、ワンランク上の肩こり対処法を身に着けることが可能です。
3分で終わる肩こり対処法
▼▼▼詳しい方法を図ではお伝えしにくいため、今回は動画をご視聴ください(^_^)/▼▼▼
※音声が流れるためご注意ください☆
京都市東山区三条の鍼灸・接骨院 白澤堂HAKUTAKUDOU
▼▽▼白澤堂の公式LINEアカウント▼▽▼白澤堂の公式LINEに登録
ご予約・ご相談にお使い下さい。お得なクーポンや健康情報を配信中♪
コメントを残す